ハンマーを持つ恐竜たち
アンキロサウルス
アンキロサウルスは、後期白亜紀に生息していた草食性の恐竜で、鎧竜に分類される恐竜の一種です。アンキロサウルスは四肢が短く、堅固な鎧に覆われた体と大きな尾に特徴的な鈍器のような骨を持っていました。
アンキロサウルスは体を覆う堅固な鎧で身を守っていました。この鎧は外敵から身を守るだけでなく、縄張り争いや求愛行動にも役立っていました。また、特に尾には大きな骨でできた鈍器のような突起物があり、これを振り回して捕食者と戦う際に使用していました。
アンキロサウルスは恐竜の中でも非常に特徴的な姿をしており、その鎧や尾の骨などから他の恐竜とは異なる進化の過程をたどったことが窺えます。
ノドサウルス
ノドサウルスは、後期白亜紀に生息していた草食性の恐竜で、体長5.5mほどで四足歩行。
鼻面が比較的狭い鎧竜に属する恐竜の一種です。
ノドサウルスは2011年にカナダで発見され、6年の月日をかけて、岩石の中から化石を発掘し、合計約7,000時間の調査を行った末に、ロイヤル・ティレル古生物学博物館でようやく公開が決まった。
ノドサウルスもアンキロサウスと同様に体を覆う堅固な鎧で身を守っていましたが、アンキロサウルスと比べると、体高が高く、体の横幅は狭く、四肢が長めである。
ノドサウルスもアンキロサウスと同様に白亜紀の古代の生態系において重要な役割を果たしていた鎧竜の一種であり、その特徴的な鎧や尾の骨から強靭な恐竜として知られています。
エウオプロケファルス
エウオプロケファルスは、後期白亜紀(7,500万年前から約6,500万年前)にかけて北アメリカ北西部に生息していた草食恐竜です。
エウオプロケファルスは体長6メートルから7メートル、体重2トンから3トンあり、頭部から尾までを覆う堅固な鎧で身を守っていました。この鎧は外敵から身を守るだけでなく、縄張りの争いや求愛行動にも役立っていました。草食恐竜です。
エウオプロケファルスは特に尾に鈍器のような骨を持っており、これを振り回して捕食者と戦う防衛手段として活用していました。この骨は他の恐竜に攻撃する際に強力な武器となっていました。
ハンマーの威力は!?
カナダの研究チームが、さまざまな大きさのアンキロサウルスの尾の化石をCTスキャンし、しっぽをどれぐらいの強さで打ちつけていたかを割り出す研究を行った。
小型の場合でも、ボウリングの球をたたきつけるようなものだっただろうとカナダのアルバータ大学で恐竜を研究するVictoria Arbour氏は語る。
研究チームは、ハンマー状の尾は、垂直方向の動きは限られているものの水平方向には自由に振ることができたと考えている。Arbour氏は、最大サイズのハンマーは364〜718メガパスカルの衝撃応力を生むと推定している。骨を砕くのには十分すぎる強さだ。
このハンマーは、攻撃力だけでなく防御力としても機能し、他の恐竜から身を守るために重要な役割を果たしていたと考えられています。
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