デイノスクスとは
デイノスクスは、中生代白亜紀に北アメリカ大陸に生息していた巨大なワニの一種で、史上最大級のワニとして知られています。デイノスクスは肉食性の爬虫類であり、水際に潜んで獲物を狙う捕食動物でした。
現在のところ発見されているのは保存の良い完全な全長約180センチメートルの頭蓋骨のみで、他に発見されたのは脊椎や肋骨などの一部であるが、その大きさから全長は最大で12メートル、体重は8.5トンに達するのではないかと推測され、史上最大のワニの1種と言われている。
これは現存するワニの最大種であるイリエワニの全長の約2倍で、体重は約8倍である。しかし、近年の研究では、その数値は過大なものではないかともされ、10メートル程度だったとする説もある。なお、かつては全長を15メートルとする説もあったが、現在は否定されている。
デイノスクスは噛み付く力も非常に強く、ティラノサウルスと同等またはそれ以上の咬合力があったのではないかと推測されている。
デイノスクスとティラノサウルスを比べてみよう
ティラノサウルス
ティラノサウルスは、最大全長が約13メートル、最大体重は約9トンと報告されています。この恐竜は獣脚類の中でも史上最大級の体格を誇る種の一つであり、中生代最後の時代に北米ララミディア大陸に生息していました。
ティラノサウルス・レックスは、驚異的な大きさと力強い歯を持ち、約12メートルもの巨体を誇る肉食恐竜でした。また、その巨大な頭部と歯が特徴的で、脳も他の肉食恐竜よりも発達していたことが知られています。
デイノスクス
デイノスクスは、史上最大級のワニとして知られており、体長が10メートル以上に達したとされています。北アメリカ大陸に生息しており、恐竜も捕食していたと言われています。
また、頭骨長は最大約130センチになると推定され、その全長は12~15メートルにも達したとされています。デイノスクスは現在のアリゲーターに近縁であり、現代の最大級のワニであるイリエワニよりもはるかに大きかったとされています。
デイノスクスはティラノサウルスさえも捕食していた!
デイノスクスは白亜紀に生息していた大型のワニであり、体長が10メートルを超える巨大な存在でした。研究によると、デイノスクスは自身とほぼ同じ大きさの恐竜も捕食していたと考えられています。
デイノスクスは、驚異的な力強いあごの力を用いて獲物を捕食していたことが示唆されており、そのあごの強さはデイノティラノサウルスと同等かそれ以上であったと考えられています。
また、デイノスクスは実際にほぼ同じ大きさのティラノサウルスまたはティラノサウルス類を捕食していたとされていますが、デイノスクスが実際にティラノサウルスを捕食したかどうかについては、化石や痕跡の分析などによる詳細な研究が進行しています。
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