【陸】最強の恐竜は誰だ!最強と言われる恐竜を紹介
恐竜は既に絶滅してしまっているので、最強の恐竜と言っても予想の範疇を超える事はありませんが、体格や体の特徴などから総合的に判断した、陸上で最強に近い存在であったと思われる恐竜を紹介します。
ティラノサウルス
ティラノサウルスは、北アメリカに生息していた最大級の肉食恐竜です。体の大きさに比べて頭がとても大きく、ステーキナイフのようなギザギザがついた分厚い歯で、えものを骨までかみ砕くことができました。
ティラノサウルスも現在の肉食動物のように獲物を追いかけてハントしていたと考えられていましたが、現在ではティラノサウルスの巨体では肉体の構造的に走る事は難しいとの結論に達した為、追いかけるのではなく、待ち伏せ型の肉食動物であったのではないかという説が有力になってきました。
アロサウルス
アロサウルスは、ジュラ紀後期から白亜紀前期では、陸にくらす生き物の頂点に立つ最も強い肉食恐竜と言われています。大型のえものをなかまで待ちぶせして、おそっていたという説もあります。
アロサウルスは、頭骨の小ささからティラノサウルスのような一撃の破壊力はなかったと考えられていますが、体重が軽かった事により、走るスピードは速かったのではないかと推測されており、時速60km以上で走っていたのではないかという説もある程です。
ヘレラサウルス
ヘレラサウルスは、最も原始的な獣脚類です。三畳紀の恐竜としては大型で、最も力が強かったと言われています。
ヘレラサウルスの体の特徴は骨が薄く、中身が中空だった事で、これにより、骨の強度は下がりますが体重は減らす事ができ、素早い動きを可能にしていたと考えられています。
トリケラトプス
トリケラトプスは、3本のツノを持ち、目の上のツノの長さは1mもありました。その3本の大きな角とまるで盾のように上部に大きく張り出した頭部の襟飾り(フリル)が名前の由来になっています。
トリケラトプスは、ツノで敵から身を守り、群れでくらしていました。ツノ等の武器があるため、単独であっても成長したトリケラトプスを倒すのは大型の肉食恐竜にとっても容易な事ではなかったのではないかと推測されています。
デイノケサウルス
デイノケイルスは、オルニトミウスのなかまでは、最大級です。からだはどっしりとしていて走ることにはあまり向いていません。
デイノケイルスの名前は「恐ろしい手」という意味で、この名は最初に発見された化石が長さ2.4mという巨大な2本の腕のみであった事が由来とされています。
巨大な腕は地球上に存在した全ての動物の中でもテリジノサウルスに次ぐ二番目の長さだと言われています。
アルゼンチノサウルス
アルゼンチノサウルスは、大きい恐竜の中でも最も大きい恐竜と言われています。最近の研究で歩く速度は時速7km~8kmだったと考えらています。
アルゼンチノサウルスの桁外れな巨大さ故に大型の肉食恐竜であっても攻撃するのは殆ど不可能であったと言えるでしょう。
ブラキオサウルス
ブラキオサウルスは、最もよく知らている竜脚類で、前足が後ろ足よりも長いのが特徴です。その他にも頭の上部がドーム状に盛り上がっている事や、頭部の上の方に鼻孔があるなどのユニークな特徴を持っていました。
ブラキオサウルスは非常に体の大きな恐竜ですが、頭骨はあまり大きくはなく、頭部の長さも約50cm程度で、敵が現れた場合には小さな頭部は使わず、長い尾を武器として使用していたと言われています。
アンキロサウルス
アンキロサウルスは、尾の先に大きなこぶがあり、まるでハンマーのように振り回すことで身を守っていたと考えられています。
カナダの研究チームがさまざまな大きさのアンキロサウルスの尾の化石をCTスキャンで調査し、しっぽをどれぐらいの強さで打ちつけていたかを割り出す研究したところ、小型の場合でも、ボウリングの球をたたきつけるようなものだっただろうという研究結果が出ています。
【海】最強の恐竜は誰だ!最強と言われる恐竜を紹介
ここからは、水中で最強に近い存在であったと思われる恐竜を紹介します。
スピノサウルス
スピノサウルスの体は大型で、2本足で歩いていたと言われています。ワニ似た細長い頭で、あごには特徴のある歯が並んでいました。
背中の骨が上に向かって長くのびて、ヨットの帆のような形をしており、陸上と水中の両方で暮らしていたと言われています。
モササウルス
モササウルスの体のつくりはとても頑丈だったと言われています。その体は、円筒形の胴体と先端に向かって細くなった頭部、推進力を生み出していた長くて強力な尾を体に持っており、獲物を捕らえて切り刻む為の後方に湾曲した歯は鋭く、水中を自在に泳ぐ為のヒレ状の四肢をもっていました。
プリオサウルス・フンケイ
プリオサウルス (更なるトカゲの意)はヨーロッパと南米のジュラ紀後期キンメリッジアンからチトニアンの地層から知られる首長竜類の絶滅属の一つ。
ジュラ紀後期の海洋生態系の頂点捕食者だった首長竜で、イギリスやノルウェーなどで化石が見つかっている。
プリオサウルス・フンケイは全長10~13メートルとティラノサウルスに匹敵する巨体を誇るが、頭部は長さ2.5メートルとティラノサウルスの2倍近く大きく、推定される咬合力はティラノサウルスの3~4倍にもなる15トンだったとされている。この強力な顎を武器に、魚竜やプレシオサウルス類の首長竜を捕食していたとされている。
【空】最強の恐竜は誰だ!最強と言われる恐竜を紹介
ここからは、空で最強に近い存在であったと思われる恐竜を紹介します。
ケツァルコアトルス
ケツァルコアトルスは、世界で最も大型な飛行動物のひとつです。長い地球の歴史の中で登場した空を飛ぶ動物の中でも最大の種類で、翼を開くとその大きさは11mにも及ぶという考えられないようなとてつもない大きさでした。
ケツァルコアトルスに歯はなく、長くてするどいくちばしをもっています。このくちばしを使って、トカゲや恐竜のこどもをたべていたとの説が有力とのことです。
プテラノドン
プテラノドンは、最も化石が多くみつかっている翼竜です。とさかと腰の骨、全身の大きさでオスとメスの区別ができるそうです。
プテラノドンは現在の飛行する動物では想像できないほど大きい体をしています。プテラノドンは翼竜の中でも最大級の種であったとされ、翼を広げるとその大きさは9mもあったと言われています。
これだけの巨大であったにも関わらず体重は空を飛ぶ事に有利なように軽かったと考えられており、15~25kg程度だったのではないかと言われています。
ハツェゴプテリクス
ハツェゴプテリクスは、中生代の白亜紀に生息していた翼竜(pterosaur)の一種です。この翼竜は約7,500万年前に存在し、ルーマニアで化石が発見されています。
翼開長は11~12mに達し、近縁種のケツァルコアトルスに匹敵する巨体を誇るり、全長は約11~2メートルほどでした。特徴的な特徴として、長い首と細長いくちばし状の口を持っていました。また、ハツェゴプテリクスは、翼を支えるために独自の構造を持つ指骨を持っており、空中での飛行に適応していました。
ハツェゴプテリクスは、主に魚を捕食していたと考えられており、湖や川の近くで生息していたとされています。その翼は、膜状の皮膜で覆われており、飛行時には空気を利用して浮力を得ることができました。
プテロダクティルス
プテロダクティルスは、中生代のジュラ紀から白亜紀にかけて生息していた翼竜(pterosaur)の一種です。翼竜は、恐竜とは別のグループの爬虫類であり、鳥類や哺乳類とは異なる進化の道を辿っています。
プテロダクティルスは、比較的大型の翼竜であり、全長は約1メートルから3メートルほどでした。特徴的な翼を持ち、空中で飛行することができました。その翼は、膜状の皮膜で支えられており、指骨から伸びる長い指を含んでいます。また、プテロダクティルスは、くちばし状の口を持ち、主に魚や小型の海洋生物を捕食していたと考えられています。
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